本格養生法

頭と体と心のリフレッシュ
体がだるい、体力が落ちた、カゼをひきやすい、睡眠時間が長い、食欲が落ちる、頭がスッキリしない、息が臭い、臭いオナラが出る、首や肩がこる、お化粧ののりが悪い、肌が荒れる、すぐ疲れる、気分が落ち込む、イライラする、鼻が詰まる、喉がよく乾く、手足が冷える、頭痛や腹痛がおきる……

皆さんにも身に覚えはあると思いますが、便秘が続いたり頑固な便秘にみまわれると、このような症状が出やすくなります。昔から快食、快眠、快便が健康の基本と言われていますが、便秘が解消されれば、快食、快眠だけでなく、頭はいつもよりよく回転し、体も心も身軽になることでしょう。排便がスムーズにいったときの心身の爽快感は誰でもおわかりでしょう。

頭の働きと便秘について考えてみましょう。受験生やサラリーマン、OLの方は便秘になると、覚えたはずの事項がなかなか出てこなかったり、仕事上のミスをしたり、イライラしたり、落ち着きがなくなったりしませんか? 腸が詰まると鼻も詰まり、鼻が詰まると呼吸が浅くなり、脳細胞に新鮮な酸素が供給されなくなります。脳内の働きが鈍ると、たとえ若くても物忘れやボケに似た症状があらわれてきます。

便秘になると腸内に腐敗発酵菌が増え、毒素を防ぐことができなくなります。そしてその毒素が体内に吸収されてしまい血液とともに全身や脳に運ばれます。脳内は酸素不足と汚れた血液で瀕死状態に追い込まれることもあるかもしれません。便秘が続くとシミやシワなど表面的なことばかりでななく、身体そのものの老化が早まったり、あるいはウツ状態や精神病になることもあります。便秘を軽く見過ごしてはいけないのです。

かつて下腹つまり腸のところに脳味噌があると考えていた古代民族がいたといいます。また、現代の医学界でも、腸内の働きは、食物の栄養をすばやく認識したり、毒素の排泄を指令したり、「小さな脳」と形容されるほど精妙だといわれています。さらに腸内では、快眠や若返りのホルモンである「メラトニン」や、神経の興奮を抑える「ノルアドレナリン」、ストレスを抑え脳の働きを活発にする「セロトニン」という物質を分泌させる ともいわれています。脳だけでなく腸にもこんな働きがあるとは! と、ビックリされた方はいませんか?

便秘で腸内に有毒ガスや悪玉菌がたまるとこのような精妙な腸の働きも鈍ってくることでしょう。便秘は、脳内の働きとともに腸内の働きを鈍らせてしまう元凶といえるでしょう。神経過敏や不眠が続けば髪や肌を悪くするのはよく聞きますし、読者の中にも実際にストレスや不眠症で髪肌を悪くされた方もいるかもしれません。神経を使い過ぎずに適宜リラックスできること、そして毎晩グッスリよく眠れることが髪にも肌にもよいことなのです。腸をきれいにすることは美髪や美肌になるだけでなく、ボケの前兆である「ウツ」予防にもなるのです。

わたし達は普段「美味しい」「まずい」といった基準だけで食事をしがちですが、以上のことから、腸内の働きを活発にし排便をスムーズにする食事内容を第一に考えるべきなのです。

牛乳を使ったシチューやグラタン料理、生クリームたっぷりのケーキやアイスクリーム、チーズをふんだんに使ったピザ、魚介類のにぎり寿司、柔らかくジューシーなハンバーグやステーキ……「み〜んな美味で大〜好き!」という方は要注意です。どれもこれも腸のぜん動運動を促す繊維質は乏しく、よく噛まずに食べられるものばかりで、咀嚼による脳の活性化には程遠く、腸内ばかりか脳内も老化の一途をたどることでしょう。

食事内容による腸内環境の悪化が免疫力を低下させ万病を招く ということは最近よく本や雑誌で取上げられることが多くなりました。そこで、便秘、腸のポリープや大腸炎など腸の病気だけでなく、各種ガン、子宮筋腫、高血圧や高血糖、脳梗塞や心筋梗塞、痴呆症などの病気予防のために、胚芽米、古代米、麦、豆類、根菜類、キノコ類、豆腐、納豆などを主食にして食生活の改善をこころがけている人もいるでしょう。

これらの伝統和食は遠赤黒土ナベなどでじっくり炊き込み、自然塩による味噌や醤油、天然調味料などで味付けすれば、結構美味しく食べることができます。しかし和食や粗食をこころがけても、長年動物性タンパク質を食べ続けてきた人は、たまには美味しい肉料理が食べたくなるのも人情でしょう。しかし肉は腸管内でもっとも腐敗発酵しやすいものなので、ほどほどにしましょう。

以前、お肉を食べると幸せな気分になれるのは脳内で幸せ分泌が盛んになるからで、肉料理をさかんにすすめる人がいました。たしかに貧乏暮らしで満足な食事もできなかったり粗食が長く続いた後に、とろけるようなステーキや上マグロのトロ寿司を食べたときの幸福感は格別でしょう。これも一種の脳の活性化といえないこともないのですが、毎日続けば幸せ気分をもたらす脳内分泌も衰えることでしょう。美食が続けば腸の老化が早まり病気になると思い、ご褒美を召し上がるのは年に数回にとどめておくのがよいのです。

美食が続けば腸の老化が早まり病気になると思い、ご褒美を召し上がるのはたま〜に、それこそ盆暮れとお正月くらいにとどめるのがいいでしょう。都会のカラスにとってはゴミ集積所の残飯ですら「豪華版」になっているように、人間様も毎日の食事が「豪華版」になっているような人はご用心! ♪カラ〜ス なぜ鳴くの〜? カラスは山〜に…♪ などと郷愁を誘うどころではない最近のカラスの凶暴性と肥大化した姿をわが身に振り返ってみましょう。

【実践1】腸内をきれいにするためには食事内容を変えることの次に、食物をよく噛むことも大切です。常習便秘の方が「早食い」の悪習慣を改め、咀嚼法を実践したところ、便秘が解消しただけでなく、イライラや焦る気持ちも抑えられ、よく眠れるようになった、ということは時々聞きます。咀嚼は前に挙げた脳内物質(ホルモン)の分泌を盛んにし、ストレスや神経過敏を抑え、脳を活性化し、若返りにもなるので、ボケ予防、髪肌の美容にもつながるでしょう。イライラ(する)、ガツガツ(食べる)習慣をリセット!!

【実践2】咀嚼の次には腹式呼吸もお金をかけずに手軽にできる体と心と腸のリフレッシュ法です。不安や緊張、抑うつなどのストレスをうけると胃がキリキリ痛むという人は昔からいましたが、最近ではストレスで、胃よりも腸が過敏に反応し、お腹がゴロゴロ鳴ったり、腹痛が起きたり、下腹部が膨れたり、ガスがやたらと出たり、便秘や下痢を繰り返したりするケースが多くなっているようです。息抜きが下手な人、几帳面すぎる人、生真面目な人、神経質な人、冗談が通じない人、緊張しやすく上がり性の人、対人関係がうまく築けない人などがかかりやすいそうです。

もし心当たりのある方がいらっしゃったら、お腹を凹ませたり膨らませる腹式呼吸を行なってみましょう。お腹の前後運動で腸に刺激が伝わり、咀嚼の時と同じように腸内と脳内のホルモン分泌が盛んになり、緊張をほぐしお腹の調子も整えてくれます。お肌や髪が気になる方は、首の運動と連動させて腹式呼吸を行なうとより効果的です。

【実践3】子供の頃、お腹を出して寝たら風邪を引いたという経験は結構あるのではないでしょうか? お腹(腸)を冷やすと体温も低下しウィルス性の風邪や大腸炎にかかる場合もあります。冷たい飲み物のとりすぎ、冷房のかかりすぎ、ヘソ出しルックなどの極端な薄着、偏食やダイエットなどを続けると、腸に冷えがドンドンたまってお腹の調子を悪くするだけでなく、前に挙げた免疫力の低下により病気にもかかりやすくなります。前回、腸を温める方法として半身浴、ブラシマサツ、お灸などの温熱療法をご紹介しましたが、お腹を温める腹巻も有効です。トルマリンを織りこんだ腹巻、さらに歪んだ姿勢も正す整体効果のある腹巻などがおすすめです。

【実践4】どんなに胃が食物を消化しても、腸が悪くて吸収できなければ、せっかくの髪や肌の栄養物も無駄になります。お腹を温め血液循環をよくすれば髪肌の栄養物の消化吸収もよくなります。しかし、もともと腸が弱かったり、慢性的な下痢や軟便であったり、下剤や便秘薬の長期服用、あるいは長年の偏食や不規則な食生活などで腸内環境が極度に悪化していたり、あるいは、それがもとで実際に生活習慣病になっている場合には、和食、咀嚼、呼吸、温熱だけでは腸の消化吸収力や免疫力の回復にはまだまだ力不足かもしれません。そんな場合には腸内環境を劇的に変えてくれる乳酸菌生産物質といわれるものを利用するとよいでしょう。

【まとめ】夏でも冬でも一年中アイスクリームとショートケーキが手放せないような若い女性の方はご用心。腸年齢は60代〜70代になっている可能性があります。焼肉店や回転寿司に頻繁に通う方もご用心。髪や肌を悪くすることはもちろん、目に見えないところの腸では老化が急速に早まっていて病気発生の温床にもなっています。実践1〜4を通じて、頭と体と心のリフレッシュ、髪肌の美容と健康を心がけましょう。


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