入門養生法

豆まき健康法!?
今日(2月3日)は節分で、家庭では少なくなりましたが、神社やお寺では、♪鬼は〜外、福は〜内♪ の掛け声とともに豆をまき、悪鬼払いをする行事が行われますね。季節も春が近いことを知らせる行事で、寒い冬でちぢこまった身体も少し緩んできそうに感じませんか?

実際に豆まきをしなくても、心身にたまっている悪い気(邪気)を払い、良い気(福)を取り入れることは、やせすぎ元気不足を改善するためには大切なことなのです。「良い気」といってもピンとこないかもしれませんが、食べ物も良い気、エネルギーの元になるものなので分りやすいかもしれません。

心身に邪気がたまったままでは、いくら栄養のあるものを食べても、よい気やエネルギーに変えてくれません。元気に太るためには、邪気を払い、心身が緩んでリラックスしていることが重要になってくるのです。

身近な例で考えてみましょう。悩み事や心配事、ストレスを抱えたままで食事をしても、時間が来たから、ただ機械的に口に食べ物を運ぶだけで、美味しいのか、不味いのか、何を食べたのかわからなかったことはありませんか?

悩み事や心配事、ストレスなどは、こころにたまった邪気といえます。皆さんもよくすると思いますが、食事中にするチョットした考え事や、テレビを見ながら、新聞を読みながら、といった「ながら食事」も小さな邪気にはなるので、食物の十分な消化吸収をそこなうもとになるのです。

ここで邪気にはどんなものがあるのか、思い付くままに挙げてみましょう。

・年末年始の暴飲暴食では、飲み疲れや食べ疲れが体内に残っています
・偏食が続くと、その偏った食品が邪気になります
・普通の食事をしていても、食品添加物や残留農薬が邪気として蓄積します
・多量の飲酒や喫煙も邪気として体内に残ります
・動物性タンパク質や油脂の摂りすぎは、腸内で異常発酵し邪気になります
・腸内に溜まったままの便やガスなどの毒素も邪気といえます

・仕事や運動のしすぎで、肉体疲労がたまると邪気になります
・風邪やインフルエンザなどでは、ウィルスが体内に侵入します
・冬の寒気で、筋肉がこわばり、胃腸の働きも鈍ります
・皮膚から侵入した邪気による、神経痛やリウマチがあります
・OA器機に囲まれた職場での電磁波は目に見えない邪気といえます
・室内外の汚れた空気で、皮膚機能が弱り、邪気の侵入を受けやすくなります
・体内にある「冷え」や「コリ」も要注意の邪気です
・頭のモヤモヤ、腰のダルサは、患部に滞っている邪気のせいといえます
・見るからに神経質そうで緊張タイプの人は、心身ともに邪気が付いています

皆さんも各自で、自分の邪気が何であるか考えてみてください。その邪気を払うことが、元気に太るためのカギを握っているのです。最大公約数的にいえば、伝統的な和食と心身のリラックスをこころがけることです。食事は楽しく、ゆっくり、よく噛んで召し上がりましょう。これが共通の基礎養生法です。

和食は、和む(なごむ)食、と書くように、お鍋を囲んで、和気あいあいと楽しく食べるのが一番です。気分も開放的になり、身体もホカホカになり、食べ物のよい気が身体中に巡ってきそうに感じられることでしょう。

反対に、ストレスなどで心が閉ざされたままで、寂しい個食(孤食)を摂ると、ボソボソと味気なく、胃腸も開放せず、食物の良い気も入ってきそうにないでしょう。緊張タイプの人は、食べるときもせわしなく、ゆとりがないようです。

個食(孤食)になってしまう人は料理も面倒くさくなり、コンビニ弁当などに頼りがちです。これではますます心も閉ざされて、胃腸にも邪気がたまってしまうでしょう。食の悪循環が「やせすぎ元気不足」の大きな原因の一つなので、ここでは一つ、週4〜5日、15分以上、調理をすることをおすすめします。

メニューを決め、指先を使い、手順を考えながら料理を作ることは、脳の活性化につながります。ストレスや疲れで凝り固まった脳の働きが動き出せば、胃腸の働きも促進するキッカケになりそうです。料理のレパートリーを増やしていく気持ちが出てきたら、なおよいと思います。

たとえ一人でも、料理し食することが楽しくなればしめたものです。ボケ予防にもなることでしょう。


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